ボンベ庫 増設工事 ~ その3 ~
前回は躯体の外壁のコンクリートを打設までしましたのでその続きをお話させていただきますね。
外壁の上にH鋼材を流し屋根の母屋下地を作ります。
外壁の天端にフラットバーをケミカルアンカーで固定。それをH鋼と接合します。
そのH鋼の上に母屋受けを接合します。
既存の建物の方はアングルをケミカルアンカーで固定し下地が乗せられる様にしました。
母屋付けたらちょっとゴツくなっちゃいましたね。
スレートを乗せます。
次にコンクリートの外壁のピーコン埋めをします。ピーコンは型枠の際に使用しますが後処理が必要となります。
~ピーコン取り外し状況~
ピーコンを埋める材料は、ハイモルと言う補修用のモルタルです。
まずはハイモルに防水剤を混合してコテで塗りつけます。
ホームタイ鏝(こて)を用意します。色々サイズがありますがこれは28mmのホームタイ鏝です。
ホームタイ鏝をチャックに固定します。
ホームタイ鏝をインパクトに取り付けピーコンのモルタルを回しながら押します。
ぐぃーーん・・・・・
そうするとこんな感じになります。
こーいうの見たことないですか?
次に土間のコンクリートを嵩上げ(かさあげ)します。
ここの建物、道路より土間が低くなっていて雨が降ると水溜りになります。
水勾配をモルタルで調整しますね。
突発的に「よし、明日モルタル打とう!」としたものですからミキサー車の手配が出来ず仕舞い。
またハイブリッド系に頼っちゃいます。
モルタルの数量を計算したら役0.9m3
むーぅ、流石に攪拌機じゃキツいか。
今日では珍しいハンドミキサーを持って来てもらいました。
昔は随分と見掛けたんですけどね。
既存の土間には接着性を良くする為にカチオンを塗布します。
土間屋さんが均した土間は雨が降っても水溜りが出来ません。凄いですよね。
ちなみに土間屋さんは沖縄出身の方が多いです。米軍基地の膨大な土間を均す為に出来た職業と言われてます。
んー、完全まであともう少し。
つづきますね。