小町の木こり DIY

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ボンベ庫 増設工事 ~ その2 ~

 前回は躯体を補強してコンクリートブロックを解体するまでご紹介させていただきました。

 

今回は躯体コンクリート壁の新設のお話をさせていただきますね。

 

 狭い場所に50cmだけ壁を拡張(増設)しますが増設するにあたり以下の事を気を付けないといけません。

 

(1):増設部分の建築面積が10m2を超える場合は確認申請が必要となります。

横浜市でのお話です。都道府県によって申請義務が異なる場合もあります。

 

(2):隣地境界線から50cm以内に建物を建てる場合、建築基準法ではなく民法に引っ掛かります。

 

近接して建物を建てる際、大切なのは近隣の方々への話し合いですが、実のところ外壁を耐火構造もしくは準耐火構造にすれば隣地境界線から50cm以内で建てられます。

 

(3):延焼の恐れのある部分に引っ掛かる。

延焼の恐れのある部分については調べていただいた方が良いかも知れません。貰い火対策の規定です。

 

では話を進めますね。

増設部分の簡易的な基礎を作ります。

 

基礎は土間状とし土間の先端は深く掘り下げた深基礎とします。簡易的な基礎となります。
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まず土間の先端を深く掘り下げて砕石を敷きます。砕石はコンクリートの瓦礫をリサイクルしたものを使用します。

リサイクル商品なのでとても安価でトラック1台分(1.5m3程度)でも2千円弱です。

 

ホームセンターで販売されてる綺麗な砕石はひと袋で300円位しますよね。

今回みたいに地盤固めで隠れてしまう所に使う砕石はリサイクルコンクリートが安くてオススメです。

 

ちなみにリサイクルコンクリートの事をRC40-0と呼んでおり、RCはディーミクストクリートの略で40-0は砕石の大きさを示します。RC-40~0=この砕石はリサイクルコンクリートで40mm~0mmの大きさですよって表してるのです。
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砕石を敷き終えたら転圧(てんあつ)します。

転圧とはよく道路工事の方々が使ってる60kgのプレートと言う機械がありますが地盤面上を滑らせながら締め固めるので転圧と呼ばれているのでしょうかね?
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60kgプレート

 

この現場は狭くて上記のプレートも入らないので人力で地固めを行います。⬇はタコと呼んでる道具です。よくダッシュ島で見掛けませんか?
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人力だと締め固まらないので斫り機のノミを転圧用に取り替えて地固めをしました。
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次に捨てコンクリートを打ちます。

 

建材屋のコンクリートミキサー車を手配するとコンクリートが少量だと割高となります。ミキサー車の中身が空荷となりますので「空トン代(くうとんだい)」と言う金額が加算されてしまうのです。大体m3あたり4000円位でしょうか?

 

例:1m3あたりの単価が仮に15000円だとします。

・2m3の場合→2m3 × 15000円 = 30000円

・1m3の場合→1m3 × 19000円 = 19000円

※空トン代は1.5m3未満で加算される事が多いです。

 

今回はコンクリートの数量が少ないので手練でコンクリートを打ちました。
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⬆攪拌機を使ってコンクリートを混ぜてます。昔は手練りの時「えっ?手練り?」となりましたがこのハイブリッドジャリコンと言う製品は指定された水の分量を配合させるとミキサー車で持ってくるコンクリートより高強度となります。とても優れた製品です。

 

コンクリートの雑談を少し致します。

モルタルとは「セメント」と「砂」を混ぜたモノを示します。

コンクリートは「セメント」と「砂」と「砂利」を混ぜたモノを示します。

 

捨てコンクリートは建物を支えてる強度とは全く関係ありません。墨出しや型枠建て込みの施工性を良くする為だけに捨てコンクリートを打設するので実は建物の構造体とは全く関係ありません。

 

またコンクリートの強度ですが水セメント比で決まります。水とセメントの配合がモルタルやコンクリートの強度を決めると言っても過言ではありません。

 

ですので必然的に高強度になるにつれてセメント量が多くなりコンクリートは割高となっていきます。

 

話を戻しますね。

ハイブリッドジャリコンの数量の計算ですが

1m3あたり75袋と覚えておくと良いでしょう。0.1m3の時は7.5袋→8袋の計算となります。

 

能書きが多くてすみません。

中々進みませんね・・・・・

 

捨てコンクリートの完了写真を撮り忘れましたが打設(だせつ)を終えました。

捨てコンクリートは墨出しをする為のコンクリートなので通常5cmの厚さで打ちます。

ですが5cmだと型枠を建てる際、釘打ちに負けてコンクリートが割れてしまいますので今回はコンクリート厚を10cmとしました。
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 上の写真で作業してるのは⬇のワンタッチアンカーを打ちつけているのです。
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コンクリートに指定された穴を開け、コンクリートの粉を清掃してからワンタッチアンカーをハンマーで打ちつけます。深く打ち込むほどアンカーは固定される仕組みとなってます。
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土間はたまたま既存の基礎が出てきたのでその基礎にアンカーを打ち付けましたが壁はブロックなのでアンカーがききません。

ですので少し細工をしました。
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アンカーは諦めてアングルを流し、そのアングルは開口補強の鉄骨に連結させたのです。

気休め程度なのかな?

基礎の鉄筋を組み終えました。

気を付けるべき点は壁の配筋をこの時点で行う事です。鉄筋は一般的な異形鉄筋D13を使用してます。もしこの様な配筋をされる機会がありましたら構わず鉄筋の定着(継手の重ね長さ)は45Dと覚えておいて下さい。場所により定着長さは35Dや40Dなどありますが45Dならまず間違いありません。

 

45D=45 × 13(鉄筋の太さ) =585mm

壁配筋の鉄筋はおおよそ600mmを曲げて加工すれば大丈夫です。
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土間コンクリートを打ちます。
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壁配筋を行います。
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先程お話させていただいた壁とラップする鉄筋の長さを確認。
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型枠を組みます。

室内側
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上方より撮影
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狭くて四苦八苦してます。

天端に面木を入れます。コンクリート金コテ押さえが楽になります。
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躯体コンクリートを打設します。

コンクリートポンプ車を呼びました。
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打ち方は高周波バイブレータ壁打ちバイブレータを使用。
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3日間、養生期間をおいて型枠を取り外します。
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合格点だと思います。

とにかく狭すぎます。

~つづく~