小町の木こり DIY

DIYブームに便乗しちゃうっ!

コンクリートと鉄筋の相性

興味のない方にとっては面白くない話ですがコンクリートと鉄筋のお話をさせていただきます。

コンクリートと鉄筋は相思相愛なんです。

おしどり夫婦すら嫉妬してしまうかも知れませんが紹介しちゃいますね。

 

近代建設の主要建築物には木造建設・鉄骨造(S造)・鉄筋コンクリート造(RC造)・鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)等があります。

 

私は最近になって木造の奥深さに魅了されておりますが、実のところ鉄筋コンクリート造や鉄骨造を得意としております。

 

鉄筋コンクリートに至っては長期に渡り「躯体屋」 をしてました。

躯体(くたい)屋とは鉄筋コンクリート造の軸組となる躯体工事を専門的に請け負う業者の事を言います。

 

具体的には基礎工事や土工事、鉄筋工事や型枠工事、コンクリート打ち込み工事や仮設足場工事などを一括りにした業種です。

 

木こりの名に相応しくない仕事ですよね。

 

毎日コンクリートと向き合う日々。

屋外作業にて天候で左右され、品質管理や施行知識が深く求められ、内装工事も熟知しないと躯体図も作図出来ない。ましてコンクリートの打ち込みは失敗を許されないので常に緊張する仕事です。

そんな躯体工事が手馴れてきたある日、ふと考えました。

コンクリートの躯体工事を苦手とする工務店さんが多いので需要があり請負う様になった躯体工事だけど私は建築屋なのでこのままではいけないかも知れないと。そして間もなく転職しました。

でも躯体を通じて様々なゼネコンさんのスタイルを拝見出来たので非常に良い経験をしたと思います。

 

では本題。

前回コンクリートのアルカリ成分がどーとか云々と申しましたが決してアルカリ性なのが悪いのではなく高濃度のアルカリ成分を海へ放流するのが良くないとお伝えしたかったのです。

 

それを踏まえたうえで鉄筋とコンクリートの相性の良さをあげていきすね。

 

①鉄筋は酸性に弱くアルカリ性に強い

鉄は雨に濡れると錆びます。よく酸性雨と聞くと思いますが鉄筋は酸性に弱いので雨に濡れると当然錆びます。そんな酸性に弱く酸化もしやすい鉄筋をアルカリ性であるコンクリートで保護してるのです。

ちなみに躯体の中の鉄筋が錆びると膨張してコンクリートは脆く爆裂(ばくれつ)します。

 

②鉄筋は引張力に強く圧縮力に弱い

逆にコンクリートは引張力に弱く圧縮力に強い性質を持ってます。お互いがお互いの弱点を補う、、、ホントあったかい話です。

もし鉄筋がないコンクリートだけの建物があった場合どうなるのか?

静的負荷なら問題ないと思いますが地震の様な動的負荷がかかると脆く崩れるでしょう。

コンクリートブロック(鉄筋レス)を叩くと簡単に割るのと同じイメージだと思います。

 

③熱膨張率が殆ど同じ

①と②は 相対性で弱点を補う事が出来る相性でしたが③と④は歩み寄りのお話です。

これがもし熱膨張率が異なっていたら構造体として成り立たないでしょうね。

 

④表面温度が殆ど同じ

これは建築教材には記載されてないかも知れませんが、鉄筋とコンクリートの表面温度は殆ど同じなんです。触るとどちらもヒンヤリしますよね。

片や熱く片や冷たい材質より表面温度が同じの方がよく馴染みます。

 

以上、鉄筋とコンクリートの抜群に良い相性をご紹介させていただきました。

 

DIYでコンクリートを使用する際、鉄筋を配筋(はいきん)してみて下さい。

D13@200縦横共で我々のやる作業はこれで十分です。

(異形鉄筋の厚さ13mmを縦横200ピッチに配筋すると示します。)

 

今回は写真がないので適当に1枚貼ります。

(千葉の鋸山にて)
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 では