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小町の木こり DIY

DIYブームに便乗しちゃうっ!

鉄道建設の合成枕木とは?

建築にもDIYにも無縁な鉄道建設をご紹介致します。

 

普お世話になっている電車(例えばJR様とか)の軌道(きどう)レールは50kgレールが主になっています。

50kgレールとは1mあたりの単位重量が50kgのレールの事です。

 

50kgレールはPC枕木を使用しています。

PC枕木は堅固であり腐食しないと言ったメリットがあります。結果、トラブルが少なく緊急対応の回避に繋がっています。

 

今回、携わせていただいた工事はPC枕木ではなく木の枕木の交換工事です。レールは30or37kgレールで鉄道工事の中では比較的コンパクトなレールとなります。

 

木の枕木は当然腐食します。

枕木が腐食すればレールの間隔や高さ等に狂いが生じ必然的に電車は入線不可に陥ります。

またメンテナンスが定期的に必要となると言ったデメリットがあります。

 

枕木交換工事の施工手順は、既存レール取り外し→既存枕木撤去→路盤調整(道床)→枕木敷設→レール設置→犬釘でレールを固定の流れとなります。

ダッシュ島で行われていたレール敷設と大体おんなじ内容です。

 

今日では木の枕木は古民家や和風テイストの装飾で何とも言えない味わい溢れる色気がありますが、鉄道工事においてはかなり絶滅危惧種となります。

その理由は腐食→トラブル→電車遅延やメンテナンスにおける費用の発生があるからだと思われます。

 

また30or37kgレールにはPC枕木が使用出来ません。

 

そこで随分と前置きが長くなってしまいましたが、木の枕木のデメリットを解決した製品の紹介をしたいと思います。

 

その名も合成(ごうせい)枕木です。


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普通の木の枕木に見えますが素材はガラス繊維となっております。腐食とは無縁でメーカー様は50年間メンテ要らずと謳っております。ちなみに1本辺りの価格は木の枕木の約3倍です。受注生産で納期は2ヶ月程要します。

 

鉄道工事は常に営業時間外のみに行うのでTimeレースとなります。特に手間暇が掛かる分岐器の工事はトンでもない労力が掛かるので避けたい場所となります。そんな手間暇かかる分岐器には半永久的な合成枕木を使った方が賢明なんでしょうね。

 

では工事を紹介したいと思います。

(画像の雑なぼかしはご了承ください)

 

01ー工事施工前 全景
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02ー枕木腐食状況
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03ー枕木腐食による本線の沈下状況
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04ーアスファルトカッター入れ
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05ーアスファルト剥がし
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06ー既存枕木撤去
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07ー既存枕木積込み状況
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08ー既存レール取り外し
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09ー合成枕木間配り及びレール復旧
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10ー犬釘打ち込み、レール固定
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11ーバラスト(砕石)充填及び転圧
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12ー枕木交換工事完了
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以上、DIYとは無縁な脱線した話でした。